エロい！『サハラの黒鷲』全巻通したネタバレあらすじ&感想！2021BLアワードBESTディープ11位

濃厚なエッチシーン必見！BL漫画『サハラの黒鷲』を実際に読んでみたあらすじやネタバレ感想、見どころまですべて教えます。エローい！！

『サハラの黒鷲』は、五月女えむが原作者です。ジュネットの『ジュネットコミックス ピアスシリーズ』で掲載されました。

とある砂漠のオアシスの外れ。奴隷たちを買って教育し、商品として扱う集落がありました。代々人買いの一族が統治してきた集落は現在、「黒鷲」と呼ばれる強欲な少年ロキが主人でした。ところがある日、権力者に見初められた元奴隷グランが訪れたことで生活は一変します。奴隷たちを守るために身代わりとなったロキは、調教師アルキルのもとへ連れていかれ、グランの性奴隷になるまで調教されることに…。犯された者は正気を失ってしまう媚薬のような体液をもつアルキルと、決して屈しないロキ。二人の間に生まれた思いとは…！？

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『サハラの黒鷲』漫画情報

『サハラの黒鷲』を試し読み

漫画タイトル	サハラの黒鷲
作者名	五月女えむ
掲載雑誌	ジュネットコミックス ピアスシリーズ
連載終了の全巻数	全2巻

『サハラの黒鷲』のネタバレあらすじ

主人公のロキは砂漠のオアシスの外れにある、集落の主人として暮らしています。代々続く一族の家系で、父親からロキへその主人の座が動いても、奴隷を買って商品にするために彼らを磨くことに変わりはありませんでした。

黒鷲と呼ばれ、彼らに慕われるロキ。奴隷だとしても主人によってその扱いは様々で、食事もなく、被虐をつくすところも少なくはありません。彼らは奴隷でも皆、平等に扱ってくれるロキの元で暮らせることを幸せに思っていました。そんなロキですが、彼らを大切に思っていたとしても、決して彼らとは馴れ合わず、自分の本当の名を知らせることもありませんでした。

この国に存在する呪い。ロキの父親が消えた時、呪い師が紙に書いた名前にナイフを突き立てて彼を呪っていました。恐れた母親はそれ以来、ロキの名前を周囲には明かさず、呪いから守るという首飾りをつけさせられています。そんなロキの名前を知るのは昔から共に過ごしてきたイングルとトールだけでした。

ある日のこと、ロキの集落に護衛を何人も連れ、豪華な装いで現れた元奴隷のグラン。彼はここらで最も権力を持つマダム アンネーリスに見初められて買われました。マダムの抱き枕としてすっかり自尊心が満たされていたグランは、集落へ商品を買いに来たのです。買われる側から買う側へ。元王族から奴隷へと落ちたグランにとっては、またそれ相応の地位へ戻れたことがなによりでした。

そんな彼を追い返したロキ。しかし、その夜、闇に紛れてグランがまた集落に訪れます。傷付けられている奴隷のたち。ロキはそんな彼らの身代わりとなって、グランに連れていかれることとなりました。

行き先は調教師のアルキルの元。ロキは彼によって体を開かれることになります。アルキルはその体液に含まれる媚薬から、犯した相手は皆すぐに正気を失います。しかし、幼い頃から毒や薬の耐性をつけていたロキ。正気を保ったままで彼に侵される日々が続きました。

一方でアルキルもまた、自分の体液が効かない彼を気に入っていました。3日と経たず落ちていくものが多い中で、ロキだけは対等でいられました。
　
そんな中、グランにロキを引き渡す日が来て、彼が惜しくなったアルキルはグランに刃向かいます。それによって傷つけられたアルキル。ロキもまた、傷ついてなお自分を守った彼に情が湧いて、呪いを跳ね返すという首飾りを彼にかけました。

翌朝、アルキルの提案によって、奴隷達を皆、屋敷へと連れてきます。ロキにだけ心を許す彼ら。アルキルを怪しみながらもロキに従います。集落は全て焼かれ、ロキもまた彼らを統率するだけの金や力も奪われた状態。しかし、彼らは奴隷としての立場ではなくとも彼についていくことを望んでいました。

そんな日々。グランは未だ、ロキへ執着していました。呪い師から受け取った呪いの紙。ですが、ロキの名前を知らない彼は、彼を庇ったアルキルの名を書くことで復習しようとします。

アルキルは呪いを受けてしまいます。しかし、胸にかけていたロキの魔除けの首飾りにより救われました。グランはマダムに管理されることとなり、ロキの生活は平和に戻ったのでした。

『サハラの黒鷲』の見どころ

調教師であるアルキルの元に来ても、気高いままのロキ。アルキルはそんな彼に惹かれていきます。そんなアルキルが段々とロキに執着を示し、けれど手に入れられないもどかしさを感じている場面は見ていてドキドキさせられました。

ロキにとっては出てきた集落が心配で、アルキルとの時間を楽しむような余裕はありません。それに彼はグラン側の人間。心を許すこともありませんでした。中でも、様子を見にきたグランがロキを傷つけ、アルキルが苛立ちを覚えるシーンは最高でした。調教師としての立場を守ろうとして、結局私情に揺らぎます。

グランにナイフで刺されたアルキル。この出来事があったから、ロキに首飾りをかけられるんですね。このシーンが無ければ、きっと最後の呪いで結末は変わっていたはずです。

そんな2人の関係ですが、全てが解決した後はすっかりべったりの関係になります。気高かったロキが彼の前でだけぐずぐずになってしまう展開が最高でした！そんな彼らのやりとりは是非読んで楽しんでください。

甘えたになるギャップがたまらんです！絵も綺麗だし、エロいし、本当に大好きなBLです！

『サハラの黒鷲』を実際読んだ感想

キャラクター設定が丁寧で、それぞれに深掘りするシーンもあり、この話数で全てまとめ切る作者さんがすごいなぁと思いました。スピンオフでアルキル目線のお話と、奴隷の1人でありロキの側に長く仕えていたイングルのお話がそれぞれあるようです。

イングルの方に関してはシーモアでは配信されておらず、私も読めてはいないのですが、どう考えてもイングルが格好いい未来しか見えません。是非、手に入れて読んでみたいです。

ロキにもアルキルにも他の奴隷にも救いがある終わり方で安心しました。グランだけが報いを受ける形になり、それも結構闇深そうなところに追いやられていて、ここら辺の設定の凝り方もすごいなぁと感心ばかりです。

今回、表題作の他に、宇宙人がBLを見たいとやってくるゆるゆるなお話、『BL of the space♂』が3話にわたって入っています。表題作の余韻に浸りたい方は、一旦時間を空けてからじゃないと辛いです。一気にコメディ満載のお話で、折角のアラブのお話のドキドキが消えてしまいます。ここに関しては、別収録にして欲しかったなぁと読んでいて少し悲しくなりました。

『サハラの黒鷲』は無料で読める？

サービスによっては新規会員登録時にもらえるポイントで無料で全巻読めたり、初回限定クーポンなどで安く読める場合があります。無料で試し読みできるサービスで確認してから購入すると安心ですね。

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まとめ

『サハラの黒鷲』のあらすじや見どころ、実際に読んだ感想をお伝えしました！無料で読む方法や安く読む方法がありますので、ぜひ試し読みで絵柄やストーリーなどを確認してみてください♪